脳の病気とケガ

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脳腫瘍、脳動静脈奇形

■脳腫瘍(のうしゅよう)
脳腫瘍は、脳組織の中に異常細胞が増殖する病気です。 脳腫瘍には、脳組織自体から発生する原発性脳腫瘍と、他の臓器のがんが脳へ転移してきた転移性脳腫瘍の2種類があります。 また原発性脳腫瘍には、良性と悪性の2種類ありますが、たとえ良性の腫瘍であっても、頭蓋内という限られたスペース内に発生する脳腫瘍は、大きくなると正常な脳を圧迫し障害を起こし、治療の対象になります。 脳腫瘍の発生率は、人口10万人に対して約10人といわれ、その分類は細胞の形や性質により細かく分けられます。 治療法、完治の可能性や予後は、脳腫瘍の種類と全身状態によりほぼ決まります。

※頭痛の程度が徐々に強くなったり、嘔吐の頻度が増えてきたり、歩き方や話の内容や話し方がおかしくなってきた場合には医師の診察を受けましょう。 このような症状は脳腫瘍以外の原因でも起こることがありますが、脳腫瘍が起こす症状も脳卒中同様、腫瘍自体が神経を圧迫したり壊したりする局所症状と、 頭蓋内の限られたスペースの中で腫瘍が大きくなることにより起こる頭蓋内圧亢進症状(ずがいないあつこうしんしょうじょう)がありますので注意が必要です。
■脳動静脈奇形(のうどうじょうみゃくきけい)
脳動静脈奇形という病気は、脳の中で異常な動脈と静脈が毛細血管を介さずに直接つながっている状態の先天性奇形です。 動脈と静脈が直接つながっているためその部分では血液が異常に速く流れています。また正常血管に比べて壁が弱く、破れやすい状態になっています。 そのため脳出血やクモ膜下出血を生じ、重い後遺症が残ったり、死亡したりする場合もあります。 脳動静脈奇形によって起こる主な症状は、頭蓋内出血(50~60%)、ケイレン(30~40%)です。 発症年齢は若年傾向(10~39歳)です。 また、出血を起こさずに、てんかん発作や認知症の症状、あるいは偶然に見つかることもあります。 なお、動静脈奇形は遺伝する病気ではありません。 治療は奇形の大きさや位置、患者さんの症状を考えた上で放射線治療や手術が行われます。

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